Blazor(ブレイザー)は ASP.NET を再び輝かせるのか?
ASP.NET Core Blazor Microsoft は、ASP.NET Core Blazor を .NET Core 3.0 に正式に組み込みました。 ASP.NET Core Blazor の概要 厳密に言うと少し違うのですが、ブラウザで動く C# のようなものです。 JavaScript ではなく、C# の記述方法で SPA(シングルページアプリケーション)を構築することができるフレームワークです。 .NET Standard DLL をウェブ上で実行することができます。 考え方としては、かつてあった Silverlight(懐かしいですね)のようなものですが、プラグイン無しに動くのは大きな進歩です。 近年では、登場からずっと放置プレイの ASP.NET MVC は既に時代遅れ。 Microsoft も諦めたのかと思っていました。 とはいえ手放しに喜べない MS と C# が大好きな現場では、試しに使ってみる人もそれなりにいると思います。 あとは、.NET Core が流行っているので、それらに感度が高い人とか。 しかし、この Blazor が、今後そういう現場のスタンダートとして採用されていくかというと、かなりハードルが高いと言わざるをえないと思います。 すでに優秀なフロントエンド開発のフレームワークがたくさんある 登場するのがちょっと遅かったと思います…。 .NET Core .NET Core 自体は、それなりに盛り上がっているのかもしれません。 しかし、業務で .NET(.NET Framework) を使ってきた企業ほど、.NET Core への対応が遅れている気がします。 .NET Framework の資産があるから、なかなか Core へ対応できないことと、今まで .NET を使っている企業ほど、Windows で楽にいろいろできる .NET Framework の便利さから離れられないのではないかと思っています。 .NET Core の思想は良いと思いますが、新規開発が行われない限り、採用はちょっと厳しいのではないかと思います。 C# VB6 を使っていた人は、.NET になったとき、C# ではなく、VB.NET を採用するケースが多かったと思います。そういう現場では、今から C# の