Ruby 文字化け(ダメ文字を回避せよ)

Windows 上で SJIS を使用している場合、ruby -Ksを、
UNIX 系 OS 上で EUC を使用している場合、ruby -Keを
UTF-8N を使用している場合、ruby -Kuを指定する必要があります。

だそうです。

#! ruby -Ks

Ruby アクセスレベル

initializeメソッドを除き、クラス内のメソッド等はpublicである。
通常、宣言は省略されているが、明示的に宣言することもできる。

class A
def hoge
puts "public Aクラスのhoge"
end
public :hoge
end

AA = A.new
AA.hoge

# 結果
# Aクラスのhoge(public)


privateなアクセスレベルを与えたい時は明示的に宣言する。

class A
def hoge
puts "Aクラスのhoge(public)"
end
public :hoge

def hoge2
puts "Aクラスのhoge2(private)"
end
private :hoge2

end

AA = A.new
AA.hoge

AA.hoge2

# 結果
# Aクラスのhoge(public)
# hoge2へはアクセスできない(private method `hoge2' called)

Ruby 特異メソッド

Ruby特有の挙動として、特異メソッドというものがあるらしい。

# 特異メソッドの例

foo = "ミスターFOO"

def foo.say(name)
puts self + "「こんにちは#{name}」"
end

foo.say("子猫ちゃん")

# 結果
# ミスターFOO「こんにちは子猫ちゃん」


上記の例では、"foo"というオブジェクトに対してメソッドを定義している。
通常、あるメソッドを追加したいという場合にはクラスに新しくメソッドを追加するのだが、この特異メソッドを使用することで、特定のオブジェクトだけのメソッドを作ることができる。


クラスのインスタンスから特異メソッドを作る

# 通常のクラス定義
class A
def hoge
puts "ほげほげ"
end
end

AA = A.new
AA.hoge

# クラスのインスタンスから特異メソッドを追加
def AA.voice(name)
puts "#{name}「ポウ!」"
end

AA.voice("ミスターHOGE")

# 結果
# ほげほげ
# ミスターHOGE「ポウ!」


クラスのインスタンスに対しての特異メソッドは、
使いどころによっては便利なこともあるかもしれない。

Ruby 変数とスコープ

グローバル変数
$をつけたもの。
どこからでも参照できる、なんでもアリな変数。
一見便利であるが、多用するとどこで値が変わっているかわからないコードになってしまう。

$var = "グローバルhoge"

class A
def hoge
puts $var
end
end

cls = A.new
cls.hoge

# 結果
# グローバルhoge



クラス変数
クラス、およびそのクラスのインスタンスすべてで参照できる変数。

class A
@@ClassHoge = "クラス変数hoge"
def hoge
puts "Aクラスのhoge"
end
end
class B < A
def hoge
puts @@ClassHoge
end
end

cls = B.new
cls.hoge

# 結果
# クラス変数hoge


上記の例では、Aを継承したBクラスからAのクラス変数を参照している。
これも多用するとソースの見通しが悪くなりそうな感じで、
使用はベースクラスのみにとどめておいたほうが良さそうな感じ。


インスタンス変数
インスタンス毎に別の値を持つ変数。
インスタンスを生成した時点では nil となる。

class A
@InstanceHoge = "クラス変数hoge"
def hoge
puts "Aクラスのhoge"
end
end
class B < A
def hoge
puts @InstanceHoge
end
end
class C < A
def hoge
@InstanceHoge = "書き換えたhoge!"
puts @InstanceHoge
end
end

BB = B.new
BB.hoge

CC = C.new
CC.hoge

# 結果
# nil
# 書き換えたhoge!



ローカル変数
メソッド内で使用される通常の変数。

class A
def hoge

foo = "ローカル変数"
puts foo


end
end

cls = A.new
cls.hoge

# 結果
# ローカル変数
# 上記の例で、変数名のみ表記した場合はエラーとなる



その他に参照専用であるが、擬似変数、というものもある。
とりあえず省略。

Ruby クラスの継承とオーバーライド

Rubyはオブジェクト指向言語であるから、当然のことながらクラスの継承ができる。また、継承した子クラスから親クラスのメソッドをオーバーライドすることもできる。

class A
def hoge
puts "Aクラスのhoge"
end
end

class B < A
def hoge
puts "Bクラスのhoge"
end
end

cls = B.new
cls.hoge

# 結果
# Bクラスのhoge


ここまでは通常の継承とオーバーライドである。
しかし、Rubyではオーバーライドするメソッドに super を入れると、オーバーライド元のメソッドを実行することができる。これは面白い挙動だ。

class A
def hoge
puts "Aクラスのhoge"
end
end

class B < A
def hoge
super
puts "Bクラスのhoge"
end
end

cls = B.new
cls.hoge

# 結果
# Aクラスのhoge
# Bクラスのhoge


super は、いつでも呼び出すことができるうえ、何度も呼び出すことができる。

ちなみに、オーバーロードはないらしい。

Rubyの破壊的メソッド

Rubyには"破壊的メソッド"というものがある。
調べてみると、「オブジェクトそのものを書き換えてしまうもの」らしい。

例) 文字列の空白を除去

s = " もじれつ"
puts s # もじれつ

#通常のメソッド
s = " もじれつ"
s = s.strip
puts s #もじれつ

# 破壊的メソッド
s = " もじれつ"
s.strip!

puts s #もじれつ

破壊的メソッドの場合は「s = s.strip!」と表記しなくても、
そのままオブジェクトが書き換えられてしまう。
s.strip!だけでオブジェクトの中身が入れ替わってしまうので、
他の言語と比べると不思議な感覚がある。

数値のカスタム書式変更


int i = 1234;

// 01234 (0でPadLeftと同じ)
Console.WriteLine(i.ToString("00000"));
// 1234
Console.WriteLine(i.ToString("#####"));
// 1,234
Console.WriteLine(i.ToString("##,###"));

// 12234: プラス1234
// -1234: マイナス1234
// 0: ゼロ
Console.WriteLine(i.ToString("プラス#;マイナス#;ゼロ"));
// 12234: +1234
// -1234: -1234
// 0: 0
Console.WriteLine(i.ToString("+#;-#;0"));

// 数値1234
Console.WriteLine(i.ToString("数値: #"));

リテラル

VB.NETにおいても明示的に型を指定する際には必須。
特に忘れそうなもの。

Decimal : 0.1D, 0.1M
Char : "a"c, 'a'