[Word] 作業ファイルを作成できません。環境変数 TEMP の設定を確認してください。


そのほか、Excel の "画像が × 印になって表示されなくなる" という事象、PowerPoint の "このイメージは、現在表示できません" も同時に直す方法がようやく判明した。

もちろん、本当に環境変数がおかしい場合もあるが、結論からいうと Office と Internet Explorer は 2010 になってもなお、密接に結びついており、OS とも密着しているようだ。

こちらのサイトにあるとおりだった。
解決方法は、IE の一時ファイルの場所を変更し、ログオンし直したらきれいさっぱりすべての現象が直ってくれた。

Office 2007とInternet Explorer 7.0の密接な関係 http://xwin2.typepad.jp/xwin2weblog/2008/09/office-2007inte.html

このパターンは、TEMP や 一時ファイルを任意の場所に移動したあと、該当するドライブがなくなってしまったときに発生する。RAM ディスクを作成した場合に起こりやすいのではないだろうか。

なお、Office 2010 と IE 9 (Windows 7) などでも同様の現象が起こる。
これはいい加減 修正した方がいいと思う。

[C# 2.0] 匿名メソッドもラムダ式と同じように書ける

C# 3.0 より導入されたラムダ式により、C# のソースは劇的に変化した。
とはいえ、これは C# 2.0  にもあった匿名メソッドをより簡潔にしたものであるので C# 2.0 でも同じようなことは書ける。

2.0 世代に、積極的に匿名メソッドを書いているソースは自分は見たことがないのだが、C# 3.0 以降の書き方に慣れてしまうと 2.0 世代のソースは冗長なものに見えてしまう。

foreach の書き換え。

List< int> lst = new List< int>();
lst.Add(-10);
lst.Add(5);
lst.Add(24);
lst.Add(112);

List lst2 = lst.FindAll(delegate(int i)
{
    return i < 10;
});
lst2.ForEach(delegate(int i)
{
    Console.WriteLine(i.ToString());
});

// -10
// 5
だいぶ簡潔に書ける。
しかし、以下のようにも書けてしまう。
一見すると意味不明ではあるがエラーにはならない。
lst.FindAll(delegate(int i) { return i < 10; }).ForEach(delegate(int i) { Console.WriteLine(i.ToString()); });

値の一致

List< int> lst = new List< int>();
lst.Add(-10);
lst.Add(5);
lst.Add(24);
lst.Add(112);

bool b = lst.Exists(delegate(int i) { return i.Equals(5); });
Console.WriteLine(b);

// True

文字列の検索

List< string> lst = new List< string>();
lst.Add("taro");
lst.Add("jiro");
lst.Add("hogetaro");
lst.Add("hogejiro");

// あいまい検索。
List< string> lstLike = lst.FindAll(delegate(string s) { return s.Contains("taro"); });
lstLike.ForEach(delegate(string s)
{
    Console.WriteLine(s);
});

// taro
// hogetaro

// 厳密な文字検索。
List< string> lstTaro = lst.FindAll(delegate(string s) { return s.Equals("taro"); });
lstTaro.ForEach(delegate(string s)
{
    Console.WriteLine(s);
});

// taro
今さらだが、こんな書き方もある。
未だに 2.0 でやってるような現場も多いが、使える機会があったら試してみよう。
確かに C# 2.0 時代は foreach をとにかく多用して、条件式で判断するようなソースをゴリゴリ書いていたものだ。