VS CodeのターミナルやPowerShellのコマンドを実行しようとして以下のメッセージが出ることがあります。
用語 'npm' は、コマンドレット、関数、スクリプト ファイル、または操作可能なプログラムの名前として認識されません。
エラーの原因
上記のエラーは、Node.jsがインストールされていないか、パスが通っていない場合に発生します。
解決方法
Node.jsをインストールする
npmはNode.jsをインストールすると自動的に含まれますが、以下のコマンドでNode.jsがインストールされているか確認できます。
node -v
上記コマンドを実行し、バージョン番号(例:v18.16.0
)が表示されればNode.jsがインストールされています。インストールされていない場合は「'node' は認識されません」と表示されます。
【手順】
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Node.jsの公式サイトへアクセス https://nodejs.org/ja/
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メニューの「ダウンロード」からインストーラーをダウンロード(アクセスした環境により推奨されるインストーラーが表示されているはずですが、手動で選択することもできます)
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ダウンロードしたインストーラーを実行し、画面の指示にしたがってインストール
インストール中に「npmを含める」という項目がありますが、デフォルトでチェックが入っているのでそのままにしてインストールします。
PATH が通っているか確認する
Node.jsのインストールが終わればnpmコマンドが打てるようになっているはずです(再起動は不要)。 ただ、それでもエラーが出る場合は、PATH(環境変数)の設定がうまくいっていない可能性があります。
【確認方法】
PowerShellまたはコマンドプロンプトで以下を入力します。
npm -v
- バージョン番号(例:
10.7.0
など)が表示されれば成功です。 - まだエラーが出る場合は、以下のパスが環境変数に含まれているか確認してください。
例(Node.jsのデフォルトパス):
C:\Program Files\nodejs\
【パスを手動で追加する手順】
- Windows の「スタート」→「環境変数」と入力 →「システム環境変数の編集」を開く
- 「環境変数」ボタンをクリック
- 「システム環境変数」の「Path」を選択 →「編集」
- 以下を追加(Node.js のインストール先に応じてパスは異なる場合あり)
C:\Program Files\nodejs\
- OKを押してすべて閉じる
- 新しい PowerShell または コマンドプロンプトを開き、再度
npm -v
を実行
まとめ
「npmが認識されない」エラーは
- Node.js がインストールされていない
- PATH が通っていない
このどちらかが原因です。